高圧蒸気滅菌器

最近、新聞・テレビで院内感染の問題を耳にされることがあると思います。 医療現場には様々な患者さんがいらっしゃるわけですから、当然色んな種類の細菌やウイルスも浮遊している可能性があります。
そんな環境の中で使用される医療器具は、常に無菌状態を保っておく必要があります。
そのために器具に付着する全ての微生物を完全に除去、あるいは殺滅する必要があります。
それを行うことを滅菌と呼び、この作業は、物理的または科学的な方法で達成されます。
主な滅菌手段としては、高圧蒸気滅菌、乾熟滅菌、低温滅菌(酸化エチレンガス滅菌、プラズマ滅菌)、 液状薬品を挙げることができます。これらの中で、高圧蒸気滅菌をオートクレーブ滅菌とも呼びます。

オートクレーブは、定められた温度と圧力の飽和水蒸気を作り、加熱することで滅菌する装置です。
日本薬局方では、空気を極力排除し、飽和水蒸気で満たされているという前提で、 滅菌条件を摂氏115度で30分、121度で20分、126度で15分としています。

当院では患者様にクリーンな医療器具で治療を行う為、患者様毎に一つ一つ丁寧に滅菌処理した器具を使用しております。

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